切迫早産の治療方法は病院の方針や病院の規模で変わってくると思いますが、私が個人クリニックから総合病院へ転院することになった理由や、両方の病院で経験した事を紹介していきます。
切迫早産と診断された時期や治療についてはこちらをお読み下さい!
個人クリニックでの入院生活
個人クリニックといっても無痛分娩も扱っている病院だったので、住んでいる地域の中ではそれなりに大きい病院です。
妊婦健診で即入院となったので、想定外なのと不安な気持ちで自分が置かれている状況がよく分かっていませんでした。
部屋は個室でTVは見放題、食事はとても美味しくて毎食部屋まで持ってきてくれます。トイレや小さな洗面台も部屋の中にあるので便利でした。
基本的に何もする事は無いし、看護師さんも頻繁に来るわけでも無く、点滴交換や日勤夜勤交代後に見回りに来ることが多いです。診察は毎日あり消毒されたり、子宮頸管長も毎回測られていました。
トイレは自由に行けるが、基本的にはベッド上安静でシャワーは週2回しか許可が出てませんでした。
オイリー肌の私には髪の毛が毎日洗えない事が本当に苦痛でしたね。
入院中の出来事
妊娠29週でリトドリン点滴4A30でマックスだったため、もしお腹の張りが出てきたら個人クリニックではこれ以上処置が出来ないため雰囲気がピリピリしていた印象がありました。
もし何かあっても対応出来ないから、NST時に少しお腹が張っただけでもかなり敏感に反応されてこちら側が不安になりそうでした。
入院3日目の夕方、お腹が張り出して1時間くらい落ち着かなかったため救急車で転院することになりました。
転院が決まり救急車の到着を待っている間は自分で歩く事さえ許されず、トイレも寝たまま尿道に管を挿されて排尿しました。
転院決定のプロセス
- 個人クリニックだと34週以降でないとお産が扱えない
- もし34週までもったとしても新生児に何かあった場合は大きい病院へ搬送となる
- 総合病院に入院した方が母体・胎児ともリスクが減る
人生初の救急車でかなりドキドキしました。
総合病院での入院生活
転院後すぐ、検査やエコーなど詳しい診察があり、そのあと治療方針や安静程度の説明がありました。
トイレやフロア内は自由に行く事ができ、院内の別階のコンビニはナースステーションに一言声かけしてから行くように言われました。シャワーは週3日のみで基本的にはベッド上安静の指示でした。
総合病院で、且つ周産期専門の病院だったので医者も看護師も私みたいな症状の患者に慣れているようで、安心感がとてもありました。
若くて細身の人はお腹が張りやすくなる人が多いし、私の場合は原因不明の切迫早産で、体質自体が張りやすい体質だからそんなに気にしなくて良いと言われて、え?前のクリニックではすごい重症扱いだったのに?あんなにピリピリしてたのに?
設備や環境の充実さや、先生や看護師の経験値も違えばこんなに対応が変わってくるだなと感じました。
切迫早産で個人クリニックと総合病院どちらも経験して結果早産になった経験から言える事は、少しでもリスクのある状態で不安な気持ちがあるのなら、大きい病院を選択する事を一つの考えとして持っていても良いかもしれません。